活動レポート

小学校4~6年生向け

でんぷんのひみつ

開催日時:2025年3月29日(土)13:30~15:00

2025年3月29日、一般社団法人サイエンスナビゲートの石川英雄さんが講師を務める実験教室を開催しました。対象は小学校4年生~6年生で、いろいろな植物の種や実、根などに蓄えられているでんぷんを取りだし、顕微鏡で観察しました。でんぷんは植物が生きるためのエネルギーとして必要なことや、私たちの大切な食料や養分になっていることを学びました。

さまざまな食材からでんぷんを観察する

今回の実験教室では、身近な野菜や果物(イモやニンジン、リンゴやバナナなど)に加え、加工食品(豆腐、きなこ、ちくわ、うどん)にでんぷんが含まれているかどうかについて、ヨウ素液の色の変化を見て、確認しました。
まずは、ジャガイモを使って実験の方法を学びました。ジャガイモの切り口をスライドガラスに押し当て、顕微鏡で観察しながらヨウ素液を垂らすと、楕円の形をした粒が紫色に変化し、そこにでんぷんがあることが確認できました。次に、自分の好きな野菜や果物を選んでスライドガラスに押し当て、同じように観察を行いました。顕微鏡では、観察できない加工食品にはヨウ素を直接かけて、どのような食材にでんぷんが含まれるのかを確認しました。

講座を終えて

初めは、顕微鏡の扱いにやや苦戦する参加者が見られましたが、コツをつかんでからはスムーズに観察を行うことができました。食材によってはでんぷんを確認することができないものや見えにくいものもありましたが、食材ごとにでんぷんの含まれる量や見え方などに違いがあることを学びました。最後に、参加者は、ワークシートに観察した結果まとめ、気づきや感想、質問などさまざまな形で発表を行いました。