活動レポート

小学校4~6年生向け

赤キャベツを使って液体の性質を調べよう

開催日時:2025年4月19日(土)13:30~15:00

2025年4月19日、一般社団法人サイエンスナビゲートの石川英雄さんが講師を務める実験教室を開催しました。小学校4年生~6年生を対象に、赤キャベツから取り出した色素を使って身の回りのさまざまな液体の性質を調べる実験を行いました。

赤キャベツの色素で液体を調べる

赤キャベツの絞り汁には、“アントシアニン”という物質が含まれています。“アントシアニン”は酸性、アルカリ性で色が変化するため、リトマス試験紙のように色の変化から溶液の性質を調べることができます。
今回の実験教室では、この性質を利用して、身近な液体(重曹水、クエン酸水、セスキ炭酸水、酢、レモン水、石灰水、リンゴジュース、スポーツドリンク、食塩水、砂糖水、炭酸水、水)が、酸性、アルカリ性、中性のどの性質を示すのか調べていきました。
実験では、赤キャベツの色素液の抽出から始めました。刻んだ赤キャベツの葉と少量の水をビニール袋に入れ、強く揉んで実験に使う色素液を作ります。作った色素液を各自が調べたい液体にスポイトで垂らし、色の変化を観察しました。参加者それぞれが10種類ほどの液体を調べ、準備された液体の性質を参加者全員で確認していきました。

実験教室を通して

参加者は自分が選んだ色素液の色が鮮やかに変わるたびに、「わあ!」と驚きの声を上げていました。また、色の変化には規則性があることを知り、液体の性質との関係について学ぶことができました。実験を通して、いくつかの液体を混ぜたらどうなるのか?など、新たな疑問を持つ参加者も見られ、「もっと色々試したい」という声も聞かれました。