活動レポート

小学校4~6年生向け

顕微鏡で発見!水の中のふしぎな世界

開催日時:2025年6月28日(土)13:30~15:00

2025年6月28日、一般社団法人サイエンスナビゲートの宮崎裕明さんが講師を務める実験教室を開催しました。小学校4年生~6年生を対象に、ミジンコをはじめとする水生微生物を顕微鏡で観察し、形や色、大きさの特徴や動く様子を自分の目で確かめました。

さまざまな微生物の観察

初めに顕微鏡の使い方を学びました。バイオラボにある顕微鏡は「双眼顕微鏡」となるため、扱いが少し難しいところがあります。講師の説明やアシスタントの指導を受けながら操作を練習し、微生物を細かいところまできれいに見ることができるようになりました。
バイオラボで準備した微生物のうち、比較的小さなものは「デモスライド」と呼ばれる観察用具に入れて観察を行いました。このデモスライドはカセットのように抜き差しできることから、いろいろな種類の微生物を生きた状態で次々に観察することができます。今回は7種類の生物を用意し、それぞれが思い思いに観察を行っていました。最後に、「水玉グラス」という機材を使ってミジンコの動く様子を観察しました。活発に動く触角の様子や心臓の動き、体の表面の鱗のような模様など、顕微鏡ならではの美しい世界を楽しむことができました。

講座を終えて

普段は図鑑などでしか見る機会のない微生物の生きた様子を自分の目で見ることができ、多くの参加者が、「動いている!」と驚きの声をあげていました。また、ミジンコの体の細かな構造や動く様子に釘付けになる参加者が多く見られ、熱心にスケッチする姿が印象的でした。今回の講座を通して、池や川の一滴の水のなかにもさまざまな生物の存在を知ることができました。