活動レポート

小学校4~6年生向け

ブロッコリーからDNAをとりだそう

開催日時:2025年7月19日(土)13:30~15:00

2025年7月19日、バイオラボの井田孝志さんを講師に迎え実験教室を開催しました。小学校4年生~6年生を対象に、ブロッコリーという身近な野菜からDNAを取り出す実験にチャレンジし、その不思議な世界をのぞいてみました。

ブロッコリーからDNAを取り出す

今回の実験の主役であるDNAを知るため、生物とは何か、またDNAとはどのような物質でどんな働きをしているのかという解説を聞くところから、実験教室は始まりました。次に、実験器具の取扱いの練習を兼ねて、実験で使う試薬の調製を各自で行いました。準備が整ったところでDNAを取り出す実験を開始しました。
冷凍保存されていたブロッコリーの芽はすり鉢ですりつぶして使います。この操作が実験の成否を決める最初のポイントだと講師から説明があり、子どもたちは懸命に作業を進めていました。すりつぶしたブロッコリーに調製した試薬を加え、DNAが溶け出てくるのを待ちました。試薬の中に溶けているDNAは目で見ることができませんが、これにアルコールを加えると白い糸状のものが浮かんできます。これがブロッコリーのDNAです。

講座を終えて

今回の実験教室では、参加した全員が実験に成功し、DNAというものを初めて自分の目で確かめることができました。試験管の中の白く浮かぶものを「これがDNAなんだ!」と感慨深く眺める姿がとても印象的でした。最後にいろいろな生物のDNAの大きさについてのクイズがあり、意外な生き物が大きなDNAを持っていることに驚きの声が上がっていました。