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2025年12月期第3四半期:連結決算概要
IFRS実績
当第3四半期連結累計期間の売上収益は9,116億円(前年同期比5.0%増)、営業利益は4,298億円(同2.7%増)、四半期利益は3,056億円(同3.3%増)となりました。これらには当社が管理する経常的業績(Coreベース)では除外している無形資産の償却費11億円、無形資産の減損損失1億円、事業再構築費用102億円、経営判断による自社開発一括中止費用等178億円、及び事業所閉鎖に伴う固定資産売却益を含む事業所再編費用84億円(収益)が含まれています。
Core実績
当第3四半期連結累計期間の売上収益は、製商品売上高が増加し、9,116億円(前年同期比5.0%増)となりました。
                 売上収益のうち、製商品売上高は7,946億円(同5.9%増)となりました。国内製商品売上高は、薬価改定や後発品浸透等の影響を受けたものの、新製品のフェスゴ、ピアスカイ、主力品のバビースモ、ヘムライブラ、エンスプリングが伸長し、前年同期を上回りました。海外製商品売上高は、ロシュ向けのアクテムラ輸出が大幅に増加したため、前年同期を上回りました。その他の売上収益は、ヘムライブラに関する収入が増加したものの、一時金収入の減少等により1,171億円(同0.9%減)となりました。製商品原価率は、製品別売上構成比の変化等により33.1%と前年同期比で0.6ポイント上昇しました。結果、売上総利益は6,483億円(同3.8%増)となりました。
研究開発費は創薬・早期開発への投資や開発プロジェクトの進展に伴う費用の増加等により1,288億円(同0.7%増)、販売費及び一般管理費は諸経費等の減少により694億円(同4.3%減)となりました。その他の営業収益(費用)は4億円の収益(前年同期は24億円の収益)となりました。以上から、Core営業利益は4,505億円(同5.6%増)、Core四半期利益は3,200億円(同6.2%増)となりました。
業績の見通し
(単位:億円)
| 項目 | 2025年見通し | 増減率 | 
|---|---|---|
| 売上収益 | 11,900 | +1.7% | 
| 製商品売上高 | 10,180 | +2.0% | 
| Core営業利益 | 5,700 | +2.5% | 
| Core当期利益 | 4,100 | +3.2% | 
売上収益
売上収益は1兆1,900億円(前年同期比1.7%増)と増収を見込んでおります。
このうち、国内製商品売上高につきましては、薬価改定及び後発品浸透の影響による売上高の減少等の一方、新製品のフェスゴ、ピアスカイや主力品の数量伸長により、4,625億円(同0.3%増)と増収を見込んでおります。
海外製商品売上高につきましては、アクテムラが減少する一方、ヘムライブラ、アレセンサやNEMLUVIOの伸長等により、5,555億円(同3.5%増)と増収を見込んでおります。
その他の売上収益は、1,720億円(同0.4%減)となる見通しです。このうちロイヤルティ及びプロフィットシェア収入は、アクテムラに関する収入の減少の一方でヘムライブラに関する収入の増加により1,657億円(同12.4%増)となる見込みです。その他の営業収入は、一時金収入の減少により、63億円(同75.1%減)を見込んでおります。
Core営業利益、Core EPS
上記の売上収益の見通しに続き、製品別売上構成比の変化等により、製商品原価率は前年同期比0.4ポイントの改善となる33.5%を想定しており、売上総利益は8,490億円(前年同期比2.0%増)となる見通しです。
研究開発費は1,780億円(同0.6%増)、販売費及び一般管理費は1,010億円(同1.2%減)といずれも前年同期と概ね同水準を見込んでおります。
これによりCore営業利益は5,700億円(同2.5%増)、Core当期利益は4,100億円(同3.2%増)となる見通しです。また、Core EPSは250.00円(同3.6%増)を見込んでおります。
