適用創薬技術

中外製薬の創製品には、中外独自の創薬技術を用いてアンメットメディカルニーズに対応する工夫がされています。

主な抗体エンジニアリング技術

技術 特徴 技術が適用された製品/開発品
リサイクリング抗体 抗体が抗原に繰り返し結合することで抗体が作用する時間を延ばす。 エンスプリング、ピアスカイ、RAY121
スイーピング抗体 病気の原因となる(可溶型)抗原を血漿中から除去する。 emugrobart(GYM329)
バイスペシフィック抗体生産技術(ART-Ig、FAST-Ig) 2種類の異なる抗原と結合できる「バイスペシフィック抗体」の工業生産を可能にする。2種類の抗原との同時結合による薬効の増強や、2種類の抗原をつなぐことによる薬効の発現といった多様な効果が期待される。 ART-Ig:ヘムライブラ
FAST-Ig:NXT007、DONQ52
次世代T細胞リダイレクティング抗体(Dual-Ig) T細胞リダイレクティング抗体(TRAB)は、T細胞上のCD3に結合し、T細胞を活性化させてがん細胞を攻撃するよう設計されているが、腫瘍中のT細胞数が少ないと効果が限定的という課題がある。これに対し、Dual-Igでは、CD3に加え、共刺激分子であるCD137シグナルの誘導が可能なため、T細胞浸潤が少ない難治性のがんに対して、より強力な抗腫瘍効果が期待される。 clesitamig(ALPS12)
スイッチ抗体(Switch-Ig) 腫瘍特異的に存在する低分子代謝物(スイッチ分子)の高濃度存在下でのみ抗原に結合する。従来の抗体は、疾患部位だけでなく正常組織でも標的抗原に結合して副作用が生じるといった問題があったが、スイッチ抗体技術はこうした課題を解決し、抗体の疾患部位への特異性を高めることが期待される。 ROSE12

中分子技術

各モダリティの研究ポートフォリオ(創薬研究~上市品)

中外製薬は、疾患領域にとらわれず、アンメットメディカルニーズが高い領域に独自の創薬技術を用いて様々なモダリティで医薬品を開発しています。創薬段階から上市品まで主な自社創製品をモダリティごとにご紹介しています。

2026年1月29日現在

2026年1月29日時点で、抗体医薬品では、創薬研究段階で30超、前臨床開発段階では2、臨床試験では11、上市済みでは5品目あります。低分子医薬品では、創薬研究段階で9超、前臨床開発段階では0、臨床試験では6、上市済みでは5品目あります。中分子医薬品では、創薬研究段階で25超、前臨床開発段階では3、臨床試験で1品目あります。中分子創薬技術名をSnipeTide(スナイプタイド)に決定しました。“Snipe”:経口投与で細胞内標的に高精度で結合 “Tide”:ペプチド(peptide)とペプチド創薬における新たな”潮流”(tide)”

製品・パイプライン・技術